家電量販店で「他店より1円でも高い場合には係員にご相談ください」という張り紙やチラシをみたことはありませんか?
このようにお客さまと良好な関係を築くために、顧客の都合を優先して自社の目先の利益にとらわれない徹底した顧客志向のことです。
つまり、徹底的に顧客本位で接することが最終的には自社の利益になるということです。
お客さまと良好な関係が築けたら、そのお客さまはファンになります。
すると「少し遠くてもA店の方が良い接客だから」とか「少し高くてもB社の方が綺麗だから」と言ったように何かと理由をつけてきてくれるようになります。
インターネットの普及によって熾烈な価格競争が繰り広げられています。
ひとりでも多くのお客さまが「ロイヤルカスタマー」になってもらい、口コミなどで評判を広めてもらいたいところですね。
アドボカシーマーケティングの例
アメリカの某デパートでのお話です。
そのデパートのシューズフロアがとても狭く、お客さまのニーズに合ったシューズが見つかりませんでした。
そこで、そのフロアの店員が近くのライバルデパートに電話してお客さまにピッタリのシューズを探してあげたそうです。
デパート側としてはお客さまをライバル店にとられた形ですが、お客さまからすると
「わざわざライバル店にまで電話して在庫を確認してくれるなんて、素晴らしいデパートだ」
と感じてくれる訳です。
そういう思いをしてくれたお客さまは、また来店してくれます。
そしてロイヤルカスタマーになってもらえたという良い成功事例です。
アドボカシーマーケティングのまとめ
「損せぬ人に儲けなし」と言う言葉があるように一時的に損をしてもお客さまに喜んでもらえば大きな利益となって帰ってきます。
昨今、ノルマが~とか数字が~と言った言葉をよく耳にしますが、目先の利益ばかり追いかけないように気をつけましょう。
おしまい。